<漢方薬のご注文について >
はじめに

 西洋薬で全く効かない症状が、中医学ベースの弁証論治により数週間で奏効すると、まさに奇跡や魔法のお薬であると評価頂ける事があります。それ故、病人の弱みに付け込む業者や怪しげなものが流通する原因ともなります。しかし漢方薬は処方者と患者との協同作業により出来上がる合作であり、漢方家の思いや経験則だけでは決して完全なものは出来上がるものではありません。魔法でなければ奇跡でもなく、それぞれの複雑な構成が、その人の健常化のために、ぴったりなものであれば最高の薬となるだけのことです。あまりの複雑さから、その可能性を見出すのに苦労することは確かですが、情報をベースにくみたてる事には間違いありません。
 聖域と思われがちですが、お薬作りは自分の服や靴のサイズを希望通りデザインする感覚で接してよいのです。その完成度は、体質を製作者に伝える情報の質(情報量とその正確さ)に、大きく左右されます。「思い込み」を拭い去り、お互い謙虚に情報を受け入れ合う事が非常に大切です。
自分は冷え性であると思い込まれる女性の方が、水分貯留による冷えは感じるものの、本態は熱性症状の方にバランスが傾いている例や、流行のごとく解毒をしないといけないと思い込み、マクロビオテックやデトックスという言葉に洗脳され、逆に体調を崩されていく胃腸虚弱者の姿も実際多くあります。物事に完全や万能はなく、自然の法則を理解し、それに、からだをいかに上手く合わせ、バランス均衡を保つ事が出来るのかが大きなポイントともいえます。
 苦痛から開放された方より、感謝の気持ちをありがたくたくさん受けておりますが、本当の意味で力を与えてくれているのは、自然由来のエッセンスの集大成である事は言うまでもありません。我々はその手助けをしているに過ぎないのです。
癒えた時にいただく感謝の気持ちは、自然の恵みに向けられる事こそ自然であり、それらの力を敬う気持ちと、感謝の意を込めて、次はあなたが刈った苗を植える様にお願いをしております。
  こういった植物などの自然の恵みを借りる行為は、豊かな自然の理解と感謝から循環が成り立ち、我々その恩恵に与るものは、偉大な自然を次代の子どもに是非伝えないといけないものです。
  結局我々は最終的に自然を大切にする事を前提に、社会活動を行わないと、健全に生きていけない自然下の派生物にすぎないともいえるのではないでしょうか。

漢方薬ができるまでの流れ

1・舌の状態をみます
舌の状態は内臓の状態やバランスを目視で把握しやすい典型的な場所とも言われます。特に消化器系の表情を映し出していますが、よく観察すると全体を映し出している事が分かります。もちろん病院検査による各臓器の状態把握こそ、精査に内臓を見る診断になりますが、舌診は慢性状態のみならず、病院検査に出ない症状(水分代謝や寒熱、血液停滞の状況目安)が、比較的目視で出る場所ですので、これは当店において大きな参考とさせていただきます。
 当店にお越しいただく前に、最適な撮影時間のご提案を各自致しますので、そのデータの持参や受け取りで、お渡しをスムーズにすることもできます。(ただし医薬品の通販は不可)
 「こちらの舌診表」から舌の状態を詳細にお知らせくだく形でもよいです。食後は舌苔が取れてしまい、舌の色味も赤くなる事が多いのですので、全く参考になりません。1時間以上口に何も入れていない状態の舌診が必須です。珈琲などを飲むと舌苔に色が付き、誤診に繋がるので、どうぞご協力の程宜しくお願いします。

2.情報収集
 まず悩まれている主症状をできる限り全て詳細にお知らせください。その次に自分で把握している範囲の体質や、過去の病歴・健康情報を全てお知らせください。今回の治したい症状と関係なくても結構ですので、話しにくい内容もあると察しますが、健康でないと思われる箇所を出来るだけ全てお知らせ下さい。(例えば、お話しにくい「痔」の有無も、下部の炎症を把握する意味で非常に重要なもので、配慮して選定するため、見えない箇所の症状悪化に繋がります)
 最後にお店から患者の陰陽五行のバランス把握のため、様々な体質の質問をします。今回の症状と一見、直結しない質問が多いですが、中医弁証に必要な質問ですので、全てお知らせください。

3.弁証およびお薬の製作
 これではじめて中医学をベースとした症状の大まかな把握が終了です。陰陽五行のバランスの均衡を保つために適切な中医弁証を行い、それを修正するための漢方薬製作を開始します。これからはじめて製作に入るので、店頭で即日お渡しは不可能です。後日、出来次第ご案内差し上げます。通常1−3営業日は必要です。希少生薬を使う場合や入手に時間の掛かる原料になる場合はお時間をさらに頂く事もございますが、漢方薬により大きくばらつきがございます。剤型は構成生薬により概ね決定されます。湯剤(煎じ)の方が、成分が水に浸出しやすく効果的なものもあれば、丸剤または散剤の方が生薬特性上、よいものなどがあります。剤型のお好みを選んでもらうのではなく、適切な剤型で飲んで頂くのが基本です。(
※もちろん年齢や特別な障害の克服には剤型の変更も検討します

4.服用後の2回目以降のご注文
 大まかな把握が出来ているので、次回からは前以て電話やメールでの現状報告で、店頭渡しの準備が速やかにできます。(※通信販売や郵送販売は不可) 出来る限り、その都度、舌の状態をみせていただき、体調等の変化を把握したいので、舌写真のメール添付、または店頭でお見せいただければ、方剤変更に細かく反映できます。難しい場合は舌状が当初よりどの様な変化があったか?など、きるだけ詳細にお知らせください。これも同様に症状変化を聞いてからの製作になりますので、全て服用後に注文いただくと2−3営業日の服用停止期間が生じます。飲み終える2・3営業日前に連絡いただければ幸いです。ただし強い清熱薬を服用している場合以外は、2−3日の服用停止期間くらいは、これまでの薬効が大きく無駄になるのではないか?と几帳面な考えを持たなくてもよいです。

5・細やかな処方変更の実施
  最初の方剤でピッタリ上手く出来ている場合もあれば、大幅に修正が必要な場合がございます。飲んでみて初めて分かる「自分の隠れた体質」や、「薬に対する反応の強さ」の個人差がこれで把握できます。経験上、慢性疾患を放置した症状や、西洋薬を常用で体質を無理に修正されていた場合は反応が非常に遅い傾向があり、若い方や薬に依存されない方には著効が出やすいという傾向があります。ステロイドや婦人科のホルモン剤などを飲まれている場合は随分面倒な過程を経る事も多いですが、根治と自然の状態にからだを戻すためには必要な道です。
効果がない・逆効果だった・・などの際でも、遠慮や敬遠されずに出来る限り詳しくお知らせください。遠慮されるとそれなりのものに終わります。変化があるということは、漢方薬製作者として、次回の方剤決定にとって有益な情報であり、お医者さんの様に嫌がるクレーム内容ではないのです。前述の通り、より良いお薬作りは製作者と患者との協業作業によるオーダーメイドである事は言うまでもありません。確かな情報の共有がよりよいお薬作りに繋がります。
  基本的に中医学では、毎回同じ方剤になる事の方が珍しいです。これは季節・気候に合わせた変更も大いに方意に加味されるためです。寒い時は温剤が、熱い時は清熱剤が加味され、湿気の多い梅雨時には利湿剤、乾燥の季節は補陰剤が加味される事があるのは自然の法則であり、自然の条件下に生かされている地球生命体が天体の法則に避けられない事はいうまでもありません。このように2回目から修正も出てきますので、服用後の感想は出来る限り詳細にお知らせください。2回目からが本格的に身体に合わしていく作業に移ります。基本的に2週間を1クール(1周期)としています。3度目・4度目も同じで、その都度方剤変更がされる場合も多くございます。同じ薬をずっと飲む例は日本漢方の考えですが、当店では1ヶ月効果を感じない漢方薬の継続服用は全てとは言えませんが、殆ど行っておりません。これが既製品から選ぶ(商品に体質を合わせる)ものではないという、薬局製造販売医薬品の醍醐味でもあり、症状改善を速やかに行うための最善最良策と考え、いわゆる箱物を売りつける販売形式を避けて運営しております。

【少人数制のお願い】

 漢方薬の製作に至るまでには非常に時間と労力を費やすため、現在少人数制の受注となっており、リピートや紹介が多く、只今完全予約制で新規の漢方薬製作や依頼に適宜応じる事が難しくなっております。
  今年の予約は随時受付を開始しておりますが、すぐに応じれるものではなく、先に予約を頂き、順番が回ってきてからお呼びして、それから問診を開始する形になります。昨年は1年近く待って頂く状況もありましたが、今年はもう少し早くお呼び出来るように頑張っております。予約でお待たせしております皆様におきましては、深くお詫び申し上げると共に、問診の敏速なお呼び出しに可能な限り努めておりますので、何卒少人数制へのご理解頂けます様、お願い致します。

【ご注文を受けれないケース】

1.代理人
 
当店における漢方薬の作成は、基本的に問診・舌診を通じて体質を詳しく聞いてから、処方を作り出すスタイルとなっています。
  そのため本人への処方が大原則です。代理人のお薬作りは、したくてもできないのが漢方薬です。本人の強い意志のある場合のみご注文に応じております。問診に必要な情報を代理人ではいくら親しい方でも導き出す事は不可能です。(舌状の把握、大便の性状や便意の詳細、寝起きの調子、痔疾の有無、痛みの度合いや部位・深さなどは家族や親族でも把握が難しく、漢方知識を持たない方を媒介する問診は困難を期すためです)

2.嗜好性の強い方
漢方への理解がない方や、煎じ薬は面倒で臭くて出来ない・味の好みがあるので美味しいのでないとダメ・粉は飲めないのでダメなどの服用の嗜好性を重要視するご注文も基本的にお断りしております。(年齢的制限や、機能的障害がある場合を除きます)
明日にでも命を失う可能性をもつ方や、特定疾患や難病で、西洋薬では対症療法のみで毎日苦痛に悩まれている方、緊急を要する御老人、妊婦、お子様に処方を行っておりますが、これらの方々ににとって、上記次元の制限はあり得ず、重篤患者への製作遅延といったご迷惑にも繋がります。本格的な漢方製作と、それら治療による貢献を目指すものとして、本当の苦痛をもって待たれている方に失礼であると考えられるお薬作りは、他店での購入をお勧めしております。 今は便利な箱物の即席漢方薬を扱うお店は多いはずです。

【お薬の通信販売について】

遠方者におけるオーダーメイド製作は、体質の把握が難しく、適切な医薬品流通のためにも、出来る限り最寄店でキチンと問診して戴く事をお勧めしております。医薬品の通信販売は法令上現在できておりません。
  最寄でのお店選びの際、漢方製剤においては、箱に入ったメーカー既製品だけを提示する販売者でなく、古来スタイルの生薬を刻み、茶パックにした「煎じの形体」にも製作対応できるお店探しを強くお勧め致します。(煎じとは、お茶のように煮詰めて作り出す古来のスタイルで、作るのも大変ですが、できあがるものには、利便性以上の多くのメリットがございます)体質に細かく合わせながら、自然の力を最大限引き出すお薬を作ってくれる事でしょう。
 多くの過剰広告を掲げるお店がありますが、生薬刻みの煎じが対応できないお店は、制限事項があまりに多く、実際の臨床には細かな対応ができないこと必至です。生薬は炮製の有無や、生薬品質の把握なくして、いかに良質なものか、分かるものでしょうか。
年々原料品質が悪くなってきており、メーカー製の既製品は、当店でも効いているのか・処方を変えるべきなのか、把握さえ難しく感じる事があるのは、昔にはない現代の問題で、現在漢方を本格的に行っている側の正直な悩みの種でもあります。
 既製品は、一般人向けに合理的に作られた無難な製品ですので、「製品にからだを合わせる」要素がどうしても強くなりがちです。 本来は「からだに合わせる」ものですので、専門家による刻み処方がとても重要な事になるのは、漢方薬を作るほどに製作者は実感しているはずです。もちろんぴったり合った既製品がない訳ではございませんので、2ヶ月を目安に処方の継続選定基準にすればよいでしょう。変化が全くないのもおかしいのです。
  入りにくいお店も多いと思いますが、信頼できるお店選びは、結局一番早くクスリから脱離できる糸口となるでしょう。お薬はからだに異変を与える異物ですので、植物性と言えども解決すれば早く脱離させたいものです。

 現在問診および体質などの健康相談は予約者の問診優先となりますが、「漢方処方集」から、処方指定がございましたら、店頭対応にて適宜製作に応じる事が可能です。※通販不可
(ただし少々のお時間をください)
  漢方薬において、処方指定の注文は、店頭受け渡しにおける対応にて、随時受付を致しております。継続処方の場合やエキス剤と「刻み処方」との違いや比較などにもご利用いただけます。
自己判断での処方確定は危険ですので、必ず専門家に、その処方の是非をお尋ね戴きます様、宜しくお願い致します。店頭における医薬品販売ですので、提供までに最低限の情報は必要となります。その際はご協力をお願い致します。
※漢方処方の殆どは第二類医薬品に該当するため、原則として通信販売はできません。



<漢方薬の種類と価格>

・煎じパック (420円/日:200円〜500円/日)
・散剤、丸剤 (420円/日:300円〜450円/日)
・エキス製剤 (420円/日:300円〜450円/日)

※処方指定の場合における詳しい価格は「こちら」を参照下さい。

基本的にオリジナルの漢方薬は1日分:420円での製作としています。病名に関係なく、不妊や周期療法なども同様ですが、処方により少し価格が変わる事があります。葛根湯など頻用処方や、生薬量の少ない処方のご指定の場合は、安価に価格を前以て決めて作れますが、弁証依頼を受けた場合は420円/日で統一します。高貴薬を使う特別な処方は上記の限りではないですが、当店は高価な動物性生薬は殆ど使いませんので、珍しい例となります。良質な生薬原料を使った処方としては、精一杯の価格設定をしています。エキス剤とその効果の違いを比べて、価格差以上のものがあるかお試し下さい。


<オリジナル漢方薬の作成について>

 問診・舌診をもとに、その人に合った処方を探し出し、それから始めて作成するのが当店の一般的なスタイルです。最初は情報を得るため少し時間をいただきます。基本的に本人なしでは診断は出来ないとお考え下さい。病名や表面の症状だけでは漢方薬は作れないのです。本人が要望しない場合や代理のお薬は作成致しません(できません)。 「冷え」も「熱」も裏や表があり、体質の虚実によって使う生薬も大きく変わります。体質の把握には便の性状から、かなりプライベートな内容にまで及ぶため、いかに深いパートナーでもその情報を提供する事は本人以外、不可能な事が多いです。そのため来店時にすぐにお薬をお渡しする事はできません。(問診後、作成までにお時間をいただきます)
 また2週間〜20日くらいを1周期として、飲んだ後の体調変化の有無を加味して、毎回処方を変えます。同じ薬を飲み続ける事は本当は少ないはずです。数ヶ月同じ漢方薬を飲んでいる方はご注意下さい。これは季節に変化があるように、気温の寒暖や湿度の有無、とりまく社会環境変化、プライベートな心理状況など、皆さん多種多様な変化を内外部から取り入れるが故です。お薬だけの問題でなくこれらの変化も方意に取り入れます。効果があればそれを続けるのではなく、徐々に自分で体調が作れるように処方は減量して、すぐに廃薬できるように導きます。ただしすぐに変えれない症例も多種ございますので、それらもよく相談し合って作成します。 もちろん数ヶ月に渡り同じ処方にならざるを得ない場合もございます。その際は理由を明確に納得いただいた上で続ける様に心掛けてください。


<現在の予約状況>

 上記の通り、処方の確定(弁証)とお薬の製作に、ひとりひとり多くの手間と時間を掛けておりますので、新規の受付は完全に予約制で昨年度も殆ど予約で一杯の状態でした。
子供と急性期の病気やケースによっては状況次第で特別お薬を作る事がございますが、基本的に予約待ちの方に迷惑が掛からないように配慮させていただいております。漢方薬の作成および弁証が簡単でなく、時間と手間ばかりが掛かる作業で、患者が決して多いわけではありませんが、能力不足でご迷惑おかけしておりますが、ご理解の程、宜しくお願い致します。
  どうして昔ながらのこういったスタイルの漢方薬局が店を閉めてしまい、漢方薬局と言えば箱物ばかりの合理的な経営スタイルになっているのかが分かります。このような状況ですが、精一杯頑張っておりますのでどうぞご理解の程、お願い致します。
 予約制となっておりますが、お待ちいただけるようでしたらメール又はFAX(020-4622-5805)にて予約をお入れ下さい。基本的に早いもの順で、順次お呼びしています。時間を経ますのでお呼びした時に症状が緩和している・治った・他の治療やお店で解決した・などの際は遠慮なくキャンセルいただければ結構ですのでお気軽に予約下さい。通信販売はできませんので、原則として店頭対応できる方限定となります。
 2回目以降、来局できない時にデジタルカメラでの舌や患部のjpeg画像のメール添付など詳細情報を提供できれば製作を前以て行う事ができます。(ただし受け渡しは対面が原則です)
 受け取りを円滑にする際などに、上記のような対応ができる方は前以てお知らせ下さい。また、上述の通り、本人以外の予約は受付しておりません。漢方薬を飲みたいと思われる本人がご予約下さい。

<生薬と民間薬・お茶の扱い>

原料となる植物は約500種類以上ございます。どくだみ・よもぎ・クコの実などのポピュラーなものから希少なものまで様々扱っております。生薬によりますが、制限のある医薬品でなければ、100gから少量分け売りも承ります。ただし医薬品になる一部の生薬の通信販売は薬事法上、第三類医薬品のみしか通信販売ができません。希望のものがあれば、どちらに該当するかお知らせしますのでお問い合わせ下さい。店頭にお越しいただく場合も、種類が多く、管理上の都合もございますので、事前にご連絡いただかないと、直接店頭でご用意はできないことがあります。分け入れ等にもお時間を戴きますので、前以て連絡の上、御注文の予約をいただけますよう宜しくお願い致します。
  東洋ハーブのページから、お好きなものをお選び戴けますが、基本的に医薬品でないもののみのご提供となります。何卒ご理解承ります様、宜しくお願い致します。


<注意!!当店で扱いわないもの>

 絶滅品種や生物多様性のリズムを崩すようなもの、密猟を活性化し、動植物に苦痛や圧力を与えるような素材の取り扱いは行っておりません。当店は自然の力を「借りて」(搾取するのでなく)、上手く共生しながら健康へアプローチする方法を提案していますので、いくら効能やその素材の有効性が確かなものでも、消費すべきでないものは扱いを致しません。これは一昔、同業種の漢方ビジネスが、精力剤として希少動物の睾丸やサイの角、トラの骨、その他今ではワシントン条約に認定された動物、貴重植物や希少野生品などを乱獲乱売し、闇市場を作り出した功罪を反省し、それを食い止める意味合いもあります。需要があると密猟も当然起こります。人間が消費するより大切なものがある事を御理解いただけると幸いです。