植物性グリセリン/ Vegetable Glycerine

100%植物性・グリセリン濃度99%以上純度
商品画像1
もう暫らくお待ち下さい
商品画像2
もう暫らくお待ち下さい
■ 商品説明

保湿剤としてグリセリンほどポピュラーで幅広く認知されている素材は少ないともいえるほどです。それ故、安全性の認知率は多くの化学保湿剤や保存剤より高いともいえます。多くの化粧品メーカーが、一般的な保湿剤に採用するのは、それら安全性の担保ともいえます。
実際の化学名は1,2,3-プロパントリオール(グリセロール)といわれる3価のアルコールで、グリセリンは分類上アルコールの一種です。一般的に知られるエタノールとは刺激性が全く異なるのですが、この分類だけで「アルコールだからダメ」と敬遠する方も多いようです。刺激を感じる事は、グリセリン内の不純物に反応している以外、殆どないケースですが、心配な方は、精製技術と純度の高い確かなグリセリンで、パッチテストして、その是非を再判断してみてください。

保湿剤の中では、グリセリンは感触が重く、べとつきを感じるタイプのもので、しっかりと保湿するタイプが好きな肌質には重宝する保湿剤です。10%位までの添加においては、その添加率に応じて、保湿感とべとつきが増えていきますが、15-20%以上になると逆に肌の水分を奪い出す事があるのでご注意下さい。(性質が変わるグリセリン濃度は、 相対湿度により変わります)
グリセリンはヒアルロン酸のように、保湿だけするタイプでなく、吸湿性が高い性質を利用しています。水分を外部から取り込み保湿しています。5%までのグリセリン保湿においては、水を奪うなどの問題は一切ありませんが、高濃度のグリセリン塗布になると、吸湿能が高まり、大気中の水蒸気と一緒に、肌の水分まで奪いだす事があります。
そのためグリセリンの容器のキャップを忘れて、そのまま放置しておくと外気中の水分を吸って容器中のグリセリン濃度は徐々に下がっていきます。(粘性がなくなりサラサラになる) そのためグリセリンは管理時間が長いと、含水して希釈された低濃度のものになっている可能性があります。必ず栓をして外気の進入を妨げて管理下さい。特に梅雨時(高温多湿)は一気に含水されてしまいます。

上記の性質より、ヒアルロン酸との併用がとても相性がよく、多くのレシピにグリセリンとヒアルロン酸の併用があります。(べとつき防止と保存性を高めるために少量のエタノールを入れるメーカーも多い)

当店扱いのグリセリンは、お店のポリシー上、100%植物原料由来のものを選び、純度も99.8%以上を確認した確かなものを採用しています。(2008/3月現在) 
日本薬局方規格と化粧品原料・食品添加物基準の3種をクリアした国内にある規格全てがクリアされた純度である事を確認したグリセリンです。
グリセリンは大きく分けて、出発原料が石油由来の合成系と植物系の2種に分かれます。意外と思われるでしょうが、純度の面では合成系の方が人工品のため確かな数値が出ます。グリセリンの純度自体は植物性の方が劣りますので、医薬品や精密な機器類への応用は通常合成系が選ばれ、一般用市場や大きく純度にこだわらない用途には植物性が選ばれる傾向にあります。
残念ながら環境問題や持続可能な原料の利用を考えて、植物性を選んでいる人は少なく、漠然と植物性に優位性や安全性を感じているとすれば、グリセリンに関してはそれは該当しません。植物由来は混入物が多いので、精製後の試験が大きなポイントとなり、不純物の少ない確かなものを入手する事が刺激対策選びにおいて重要になります。刺激性や肌への負担は、合成系も植物性も実は全く変わりません。それでも当店はディープエコロジーの観点から植物性原料を使っていただきたいと考えて採用しています。

入手経路が外国からPETボトルなどで運ばれているものは、グリセリンに関しては手元に届く頃には、大気中の水蒸気を吸ってその純度は変わっている事でしょう。包装容器もメーカー封入のものでないと開封後の数値はあてにならないので、当店のグリセリンもなるべく早く使い切り、少し粘度が下がり含水されていると思われるものは、グリセリン濃度が下がっていると思われるので、若干の増量添加をお勧めします。(含水されても、その分添加量を増やせばよいだけです)

2008年現在は、欧米のバイオディーゼル原料の需要が高く、グリセリン原料のパームもかなり消費され、その他の穀物原料全般が大幅値上がりしています。グリセリンも例に漏れず大きく値上がりしています。

粘性があり滴下しなくなるので、ドロップ栓・中栓は装着しません。 調理用匙や目安ピペットで量り取ってください。3-10%の間で適宜自分の肌質にあった量をお試し下さい。比重は1.20以上あるので、10ml=約12グラムとなりますのでご注意ください。比重についてはこちらを参照下さい。
(例:水10ml=10g、主なキャリアオイル類10ml=約9グラム)

<Glycerine>
抽出: 主にパーム椰子(椰子類)
産地: マレーシア・南米など
比重:約1.24-1.26(100ml=約124〜126グラムとなります)
(2008/3月ロットは1.263)
純度:98.5%以上 (2008/3月ロットは99.8%)
水分:2%以下 (2008/3月ロットは0.03%)
強熱残分:0.01以下 (2008/3月ロットは0.000)
その他塩化物・硫酸塩・アンモニウム・重金属・ヒ素など
全て日本薬局方・化粧品原料基準・食品添加物基準クリア

 

■ 価格
Name/品名 Net/容量 Retail Price Sale Price 税込価格
 グリセリン (30ml)
30ml
 
\420
 グリセリン (100ml)
100ml
 
\580
 グリセリン (300ml)
300ml
 
\1,280
 グリセリン (500ml)
500ml
 
\1,800
 グリセリン (1000ml)
1000ml
 
\3,200

■ 注意事項

パッケージ等は撮影時の画像と予告なく変更する場合がございます。 どうぞ御了承下さい。 価格の変更の多いオイルです。

吸湿性が高いので、すぐにキャップ・栓をして管理下さい。

粘性が下がったグリセリンは大気中の水分を吸収したものになります。グリセリンとしての機能は同じですが、濃度が薄くなっているものとしてご利用下さい。

(C)Phamacy GLOBA 2007 All rights reserved.